こんにちは。
先日、行政書士の仲間とのディスカッションや、DMをきっかけに、いよいよ「プログラム知識を仕入れないと、AI時代に乗り遅れる!」と決意を固めたわたし。その後の奮闘ぶりについてお話しします。
最高のタイミングで訪れた「追い風」
わたしがプログラミング学習を決意したのには、もう一つ理由がありました。
いつも参考にさせていただいているYouTubeチャンネルの投稿者さんが、「プログラミング知識のない人向け」の電子書籍を執筆中という情報をたまたま知ったのです。その本は11月中旬に開催される「技術書典」というイベント向けに作成されているとのこと(事前アンケートの反応が良すぎて、加筆のためイベントには遅れそうとのことですが)。
この「初心者向けの教材が出る」という追い風を受け、「プログラミング学習を始めるのは今しかない」と直感。早速、入門者向けの本を注文しました。『新・明解C言語入門編 第2版』という本です。
最初の難関:環境構築と専門用語の嵐
届いた本を読み始めたところ、始めからさっぱりわからない用語の連続。これは「座学だけではなく、実際に手を動かさないとダメなやつだ」と強く感じました。
すぐに学習環境を整えるため、以下のツールをダウンロードしました。
Python:プログラミング言語の規格
VS Code:コードライティングツール(統合開発環境)
「VS Codeって、ウェブ用記事の下書きに使っているCursorと同じようなものでは?」とGeminiに尋ねると、「VS Codeのほうが拡張性が高いですよ」とのこと。老舗ツールを使うのが無難だろうと判断し、初心者向けのウェブサイトを参考に、なんとかインストールを完了させました。
Python編:雪崩のようなエラーの連続…
いよいよ実作業です。最初の目標は、プログラミングの登竜門**『Hello World』**を画面に表示させること。
1. フォルダ名の罠
初心者向けのウェブサイトの通りにコマンドプロンプトを呼び出し、コードを入力するも、すぐにエラーが発生。Google翻訳で「文法が違う」と出ますが、何度見ても間違っていない! 原因を究明していくうちに、**「ファイルを格納しているフォルダが日本語だと悪さをする」**という情報を引き当てました。フォルダ名を修正すると、エラーが変わり、とりあえず前進です。
2. カレントディレクトリの壁
今度のエラーは「ファイルが見つからない」というもの。Geminiに尋ねると、PCが探している場所(C:\Users\user>)と、ファイルがある場所(C:\Users\user\Desktop\Python\Python>)が違う、保存場所に起因するエラーだろうとのこと。
ここで**「カレントディレクトリ(コマンドプロンプトの現在地)」**という新しい用語を教わりました。
Geminiに言われるがまま、cdコマンドを使ってカレントディレクトリをファイルの場所に移動し、再度実行。また違うエラーが出たものの、ファイルには到達したようです!
3. 痛恨の誤字
最後のGeminiへのエラー質問で、「間違ったプログラムコードが記載されている」「おそらく誤字だろう」と指摘を受けました。その通り、痛恨のスペルミス! 原因を探っている中で「これって要るんじゃない?」と追加したコードでした。ちなみにPythonでは不要だった様子。
プログラムコードを修正して再度実行すると、ようやくコマンドプロンプトに**『Hello World』**が表示されました!やれやれ。
C言語編:ターミナルってこれか
せっかくなので、C言語での「Hello World」にも着手。本に記載のコードを転記しながら、「ところでターミナルって何だろう?」と疑問に感じ、YouTubeでC言語の実行方法を調べました。
「なーんだ、VS Codeの下部ウィンドウのことか!」
謎が解け、転記を終えて実行ボタンを押すと、あらら、またもエラー。投げ出したい気持ちを抑え、最後の踏ん張りどころです。Geminiに尋ねると、「コンパイラ(標準ライブラリ)がインストールされていないか、パスが違う」とのこと。
C言語のウェブサイトで調べ、ライブラリをダウンロードしてパスを設定。ようやくターミナルに**『Hello World』**を表示できました!終わった~、お疲れ!
Geminiさまさま:学習環境は激変している
今回の奮闘で、生成AIのGeminiの助けがなければ、わたしは最初の本の通読で挫折していたでしょうし、あのエラー群を処理できなかったでしょう。英語表記のエラーの日本語訳も大変助かりました。
なにより、専門用語の質問をしてすぐに的確な回答が返ってくる環境は、独学の学習環境として最高です。自分で調べる時間が大幅に短縮され、**「本当に身に付くこと」**に集中できます。
これは本当に手を動かさないと身に付かないと痛感しました。購入した本が無駄にならないよう、今日からプログラム知識という大きな壁を越えるベイビーステップを、続けていきたいと思います。
