令和5年度の行政書士試験の合格発表まであと一週間になりましたね。
SNS(X:旧Twitter)でも開業準備をポストしているアカウントもよく見かけます。合格発表後はもっと見るようになるでしょう。
わたしもそういうことをしていましたので、暖かい目で見守っています。
心配なのは、「毎年ウキウキでポストしている人ほど、希望と(登録後の)現実の落差にメンタルを病んでしまう人が出てしまう」ことですね。なので希望に燃えている人を見かけるとちょっと心配でもあります。
どうして現実にメンタルを病んでしまうのかというと、仕事が取れないからなんです。
業務の勉強はしても営業の仕方、もっと言えばどこに営業を掛けたらよいか分からないまま時間が過ぎ去ってしまうからです。
だから 営業>業務の勉強 でないとかなりまずいです。
どんなに良い商品を持っていても、「お客さまに使用してもらわない限り品質なんて分からない」という確かな現実があります。
売れる仕組みをマーケティングと言いますが、わたしの個人的な考えとして「マーケティングの一言で済ますな!(怒)」。これが分かるまで本当に時間を無駄にしたと考えています。
売上は次の式で表されます。
・集客数=営業接触数×反応率
・売上額=集客数×成約率×報酬単価
営業の本によると、平均反応率は2% 成約率は20% と言われているようです。なので
売上額=営業接触数の2%×20%×報酬単価 が目標値になり、どこか一つでも0だと売上額は¥0円ということになります。
反応率が低いのであれば営業接触数を増やす必要があり、反応率の低さを慶全するために、プッシュ営業の対面営業やDMライティングを学び、プル営業のHP運用を学ぶ必要があると考えています。
知られる力・認知力を上げる必要もあります。そのために広告費を投入することは避けられません。
どこに営業を掛けるか? ということも考えないといけません。
魚を捕獲する方法は一匹一匹釣るよりも、群れごと一網打尽にするほうが効率がよいです。
これはどの業種の営業にも言えることで、影響力の高いところに「ここに我あり」とアピールして紹介を貰えるようにしたほうが、リピート発注につながります。
でもこれは取り扱う業務によって、営業を掛けるべき相手が変わってくるので、相手方業界の構造や商習慣を知る必要があると考えています。
具体的な営業先を誰かに教えてもらうことは事業主のやることではありません。自分で開拓するべきです。でないとその人から対等に扱って貰えなくなります。